Imagine Cup2012世界大会2ndラウンドへ日本進出

2012年7月8日

Microsoft社主催の学生ITコンペティションであるImagine Cupのソフトウェアデザイン部門において

国立東京高等専門学校のチーム『Coccolo (コッコロ)』が70チーム近くから20チームを選抜する1stラウンドを突破した.

今までは1stラウンドでの敗退が多かったので非常に,喜ばしい.

『Coccolo (コッコロ)』はLEDを利用した可視光通信のソリューションを提案していた.

私もこの大会には何回か同じソフトウェアデザイン部門にて出場したことがある.(といっても国内大会予選で消えていたが.)

今年度から組み込み部門とソフトウェアデザイン部門が一つになった.

国内大会においては元々参加者として大学生が多かったソフトウェアデザイン部門は元々組み込み部門をメインに参加していた技術力の高い高専生に負けたという形となった.

何回か参加して思ったのは,日本チームに足りないものはバックアップ体制と伝承の意思の有無ではないかと思っていた.

バックアップ体制においては国を挙げて応援しているというところもあれば,日本のように(日本は妙な技術者蔑視があるような気がしてならない)国レベルではさほど考えていないというところもある.

これはいかに国に訴えようと高々一つのコンペティションに力入れられるかと吐き捨てられたらおしまいだ.体制を整えるのは難しいところだろう.

問題は伝承の有無だ.こちらはコミュニティの形成と言えばよいだろうか.

私の所属していた大学でも優勝者はいた.しかし,その優勝した人が翌年度の後輩の面倒を見ようとしない.(まぁ,メンターから頼まれたわけでもないのだから余計な首を突っ込みたくないのは理解できるが.)

これではいけない.確かに技術というものは絶えず変化していくものだ.これが絶対というものは存在しない.

しかし,考え方のノウハウであったり,第三者の意見というものはいつにおいても価値がある.

日本の武道や芸能において「守・破・離」という考え方がある.

まず「守る」.これは指導者から今まで構築されている概念や手法などを基礎として学ぶ.

そして「破る」.指導者の話を守るだけではなく、破る行為をしてみる。
自分独自に工夫して、指導者の話になかった方法を試してみる。

最後に「離れる」.指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容をさらに発展させる。

もう少し簡単に言うと「真似しろ.真似したものにオリジナルを加えろ.そこから自分だけのものを作れ」ということ.

日本がより世界にアピールをしていくためにも日本独特の考え方を持って攻めていくべきではないだろうか.

なんやかんやと言ったが,国立東京高等専門学校のチーム『Coccolo (コッコロ)』の皆様,1stラウンド突破おめでとうございます.ベストを尽くし,そこからファイナルラウンドの進出という結果を掴めるように応援しております.

そして最後になりましたが,ゲームデザイン部門においてトライデントコンピュータ専門学校のチーム「Team*Blossom」、バンタンゲームアカデミーのチーム「Esperanza」の2チームが本日第一次審査のプレゼンテーションを行うということでこちらも是非突破してファイナリストとして残るように応援しております.

 

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